40代のバストアップブログ
2020.09.01
悲しく愛しい私の胸部との半生
自分の体の一部で悲しいなんて今まで顔くらいでしたが(笑)
思春期を迎え、周りの女子たちの胸がふっくらと大きく変化し、女性へと変貌していく中、さして大きくない(おそらく小さ目)私であったが、全く気にならないほど、特に拘りのない部位でした。
順調に大人になり、そして結婚し、子供を授かりましたが、その後がこの胸部との切ない物語の始まりとなったのです。
子供を産むと、生理痛等楽になるとのお話は結構聞きますが、私の場合は残念ながら逆でした。痛みがひどくなり、生理ってこんなにつらいの?と思うようになり、尚且つ、生理前の胸の痛みも増してしまったのです。
多少体重が増えた時も胸が張るようになり、走ったり動き回るとまた刺激になり痛む。ただ辛くて、だんだん嫌いな部位になってしまったのです。
特に対策等思いつかずそのまま放置していたのですが、あまりに痛むので婦人科を受診。医師の診断は、「ホルモンバランスの崩れ」とのこと。
一時的な可能性があり、現状では何も対処することが出来ないということです。
乳がん等の心配もあり、その診断には安心しましたが、痛みを抑えることが出来ないのはやはり辛かったです。
数年、その状態が続きましたが、食べ過ぎや動くのを控えて努力し、痛みが出にくくなったので気を抜いていたのですが、そこから更に苦しい状況に。
”かゆみ”です。
一部がかゆくなり始めてから、症状が広がるまでそう時間はかからず、あっという間に両胸がかゆくてたまらなくなりました。
痛みとかゆみ・・・もうこうなると苦行です。
また病院へ受診も検討しましたが、ネット等で調べると、おそらく診断は前回と同じ結果となりそうでしたので、症状を見ながら、乾燥に気を付け、市販のかゆみ止めなどを使って緩和する生活をすることにしました。
こんな辛い症状になるなんて思いもしなかったですし、自分の体が憎たらしくなって、胸を切り取ってしまいたいとも思いました。
でも、今までこの胸があったから服を着ても違和感がなく、おしゃれに幅が広がったのです。
そして、子供にもしっかりと母乳を与えることも出来たので、今までの人生、この部位は私にとって過分な働きをしてくれていたのです。
現在も辛い症状は続いています。何も悩みのないバストライフを送る方がうらやましいです。
でも、これが私の体であり、すべてひっくるめて自分なので、どんなに苦しくても一生付き合っていこうと思います。